あの日、僕は職を失いました…
「そーじろー、明日から来なくていいよ」
あの日、僕は職を失いました。
唐突なタイトルで申し訳ないです。
書くことに困っている訳ではないけど、これまた唐突に書きたくなったので書きます。
ノンフィクションでお送りいたします。
当時はフリーターをしていました。県内でも多数店舗を営業している某パチンコ店のホールスタッフをしていたそーじろー青年は、突然の解雇通告を受けてニートになりました。
その後2年ほどニート。
え?仕事せんかったの?ってよく聞かれますが、しませんでした。
やりたいことがなかったし、モチベーションが上がらなかったので仕事しませんでした。
んで、なにやってたのか?毎日パチンコ店に入り浸っていました。よく言えばスロプロ、悪く言えばただのクズ。
実は、解雇理由にもそのあたりが絡んでいまして、当時バイトが休みの日は基本的にスロットしてました。バイトの休みも、パチンコ店のイベントに合わせて休みをとっていました。そのうちの一店舗の店長から、僕の働いているパチンコ店へいきなりクレームの電話が入ったようです。
内容は「お宅のそーじろーって従業員が、うちの店で設定を聞いて打っている。どうなってるんだ?」といった内容だったそうだ。
は?
聞いてねーし。知らねーし。(けど、いっぱい出したなーあれやっぱ6だったんだな)
火の無いところに煙はたたない判断でクビになった訳です。
冷静に考えれば不当解雇ですよね。悪い評判は避けたいだろうし、アルバイトなんて所詮そんなもんです。
さて、晴れてニートになったそーじろー青年はそこで職探しをしま…せんでした。まあスロット打っときゃ稼げるし、やりたい事もないしでその日暮らし生活突入。そりゃ時代もあって(今も専業の方申し訳ない)ある程度真面目に稼働すれば、月に100万稼げた時代です。
*ちょうど4号機と5号機が混在してた時。
ぷらぷらのらりくらりと生活させてもらいました。時にはパチ屋の駐車場で寝泊まりしたり、せこせこ小銭拾いにパチ屋ハシゴしたり。それはそれで面白かったですよ。しがらみも無く、上司にゴマする訳でもなく、好きな様に生きてる感はありましたね。
ただ、何もしてない感は常にありました。
別にいい会社に勤めたいとか、誇れる仕事をしたいとかは無かったですけど、漠然と「何もしてねぇな」と。一種の虚無感とでも言うんでしょうか。
我武者羅に働くって何?ってのがあって
これまたただの興味だったんですよ。一生懸命働くって何んだろう?って思ったんです。
そのただの興味で、ニート辞めました。
その先になんかあんのかな?って思って、職安行って仕事探し始めましたね。
ひょっとしたらきっかけが欲しかっただけなのかもしれないですね。結局どんな事でも自分で気付いて感じた事以外信じられないというか。
よし、やろう!って思う。その後行動に移す事って大事なプロセスだと思います。
今ここで、こうしてるのもその時の自分がいたからだし、全く後悔してません。
ただ、きっかけが無くてうだうだするくらいだったら「興味の先」に興味を持ってみるのも手だと思います。
僕が興味の先で見つけたものなんて大した事ないと思う方もみえるかもしれませんが、僕が僕の手でみつけたものです。自分だけに価値があればそれでいい訳です。
その後の僕のお話はまたいつか出来たらいいなと思いつつ、閉めたいと思います。
お付き合いありがとうございました!